宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 5/19 11:23 更新 太陽風が高速になり(最高580km/秒)、磁気圏も活動的になっています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、太陽風は速度を上げ続け、 19日0時(世界時18日15時)頃に580km/秒と高速状態に達しました。 その後はほぼ安定した状態が続いていますが、 細かく見るとゆっくりと下げているようで、現在は550km/秒になっています。 太陽風磁場の強度は12nTから8nTに下がっており、速度は既に最高速に達したと思われます。 27日周期の図を見ると、1日程度早まっていますが、 結果的には前回とほぼ同様の変化が見られています。 これからゆっくりと速度が下がって行き、 1〜2日程度かけて太陽風は穏やかな状態へ戻って行くでしょう。 太陽風磁場の南北成分は、どちらかというと北寄りに推移しているように見えます。 ところどころで、数時間幅の強い南向きが現れています。 この時に、磁気圏ではオーロラ活動が活発になっています。 AE指数で500〜800nT規模の変化が観測されています。 速度の高い状態が続いているので、今後も南向きが発生すると、オーロラ活動が活発になるでしょう。 ただ、磁場強度が弱まりつつあるので、大きな乱れは次第に発生しにくくなっています。 放射線帯の高エネルギー電子は、磁気圏活動の影響で大きく減少しています。 しかし、今回の高速風の影響で、明日以降に再び増加が始まると思われますので、注目してください。 太陽は無黒点の状態が続いています。 フレア活動も無く、穏やかです。 SOHO EIT284の写真では、太陽の東端(左端)に小さな明るい活動的な領域が見えています。 白色光の写真でも、白班(白いしみのようなもの)が見えている様です。 今後、ここに黒点が発生するかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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