宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 5/17 10:38 更新 太陽風は低速になっています(320km/秒)。放射線帯高エネルギー電子は高いレベルが続いています。 担当 篠原 穏やかな太陽風が続いています。 速度は昨日より低下が続いていて、380km/秒から320km/秒まで下がってしまいました。 ここしばらく、高速風の到来を予想していましたが、今のところ全く予想が外れています。 SOHO EIT284の太陽写真に見えていたコロナホールは、 その先端が太陽の西の端にまで達しています。 通常は、コロナホールが太陽の中心と西端の中間くらいに達した頃に、高速風が地球へやってきます。 今回はずいぶんと遅れています。 コロナホールの写真だけでは判断できない、その他の要素が影響しているのでしょうか。 ACEの太陽風磁場を見ると、最新(右端)の部分で磁場強度(白線)が強まり始めています。 2nTから5nTへの小幅の変化ですが、今後も引き続き強まっていく場合は、 高速風の始まりの現象と考えてよいでしょう。 速度が下がりきっていることもあり、磁気圏は静穏です。 AE指数には全く変化がありません。 ただし、昨日も書きましたが、太陽風が穏やかな時は、 普段より高緯度側でオーロラ活動が発生していることがあります。 太陽風磁場の南北成分は弱い南向きが続いており、 高緯度地域では小規模ながらオーロラ活動が見えているのではないでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は高いレベルが続いています。 磁気圏が静穏な場合は、とてもゆっくりと減少しますので、高レベル状態が長時間続きます。 警戒ラインである10の4乗を越えて、既に4日が経過しています。 衛星運用では注意が必要な状態が続いています。 太陽はとても穏やかです。 無黒点になっていて、X線動画を見ていても活動的な領域は見られません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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