宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 5/20 08:45 更新 高速風は続いています(550km/秒)。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの図の黄色線)は、550km/秒と高速の状態で安定しています。 磁場強度(白線)は徐々に弱まっていて、8nTから3nTへゆっくりと下がっています。 3nTはやや弱めと言ってよく、磁場強度がすっかり下がりましたので、 地球は高速風帯の後半部分に入っていると考えられます。 強度が弱まったので、南北成分(赤線)の振幅も次第に小さくなっています。 全体としては北寄り(プラス方向)が続いていて、図の最初と最後で南を向いています(マイナス方向)。 このため、オーロラ活動もAE指数の図の最初のあたりに500nT程度の小規模のものが見えているだけです。 最後の部分にも小さな変化が見られそうですが、プロットされるのはこれからです。 磁場強度が弱まってきていますので、今後は南を向いても小規模の変化しか現れないでしょう。 速度も低下の方向にありますので、磁気圏はより穏やかな状態へ移行します。 SOHO EIT284の太陽写真は全体的にのっぺりとしていて、変化がなく、 コロナホールは見られません。 当分の間、穏やかな太陽風が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルが続いています。 高速風の後は、密度が増加することがよく見られます。 今日から明日にかけて、様子を見る必要があるでしょう。 (今回は、あまり増加しないような感じがします) 太陽は穏やかな状態が続いています。 写真では見ることができませんが、884番という新しい黒点群が出現したそうです。 恐らく、SOHO EIT284の写真で、太陽の南東(左下)に明るく見えている領域に現れたのでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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