宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 5/15 14:49 更新 太陽風の速度は下がり、通常のレベルに戻っています。放射線帯高エネルギー電子は高い状態が続いています。 担当 篠原 宇宙天気の春の風物詩、おうし座のプレアデス星団(すばる)がSOHO衛星の視野に入ってきました。 今日の1枚目の写真に掲載しています。 左上隅に見えている、星の集団です。 地球の公転のために、太陽の背景に見える星はSOHOの視野を右方向へ進んでいきます。 これからしばらくの間、すばるの姿をSOHOで眺めることができます。 太陽風はゆっくりと速度を下げ続けています。 550km/秒から1日かけて440km/秒に下がりました。 ほぼ通常の速度に戻ったと言えるでしょう。 磁場強度は3nTとやや弱いレベルが続いています。 速度が下がった事と磁場強度が弱まっているため、磁気圏は概ね静穏です。 AE指数には目立った変化は見られません。 ここしばらくお知らせしていましたが、 明日くらいからコロナホールによる高速風がやってくると予想されます。 SOHO EIT284の太陽写真をご覧下さい(左が今日、右は27日前です)。 太陽の中心から西(右)に暗い領域(コロナホール)が見えています。 このコロナホールは、太陽の中心から西端へ半分ほど行き過ぎたところに達しています。 ここは地球へ高速風の影響が及び始める目安の位置です。 これから明日にかけて太陽風の磁場が高まる変化が始まり、やがて速度の上昇が見られるでしょう。 また、太陽の中心から東(左)には、別のコロナホールが姿を現しています。 4日後くらいからはこちらの影響がやってきそうです。 右の27日前の太陽写真と比較して欲しいのですが、 コロナホールの分布が前周期と今周期とではずいぶんと変わってしまっています。 従って、これからの太陽風の変化も、27日前のものとはだいぶ様子が変わると思います。 放射線帯の高エネルギー電子は、密度の高い状態が続いています。 昨日よりは若干下がりましたが、GOES10、12ともに10の4乗を越えています。 衛星の運用では、引き続き注意が必要でしょう。 太陽は静穏です。 黒点はほとんど見えず、X線のレベルはかなり下がっています。 SOHO衛星LASCO C3カメラに、プレアデス星団(すばる)が見えてきました(左上隅)。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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