宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 5/14 13:02 更新 高速太陽風が続いています(550km/秒)。太陽の中心にコロナホールがあり、次の高速風がやってきます。 担当 篠原 昨日、下がり始めたと書いた太陽風の速度ですが、 ニュースのあと、580km/秒から620km/秒まで持ち直しました。 そのため、もう1日ほど600km/秒の高速の太陽風が続きました。 27日周期の図を見ると、前周期よりも高い速度の継続時間が広がった様です。 現在の太陽風速度は550km/秒へ下がっていて、 今後はゆっくりと低下すると思われます。 太陽風磁場は3nTに弱まり、昨日同様、-2nT程度の南向きが振動するように見られています。 AE指数の変化も昨日同様で、300〜500nTの小規模の変動が連続的に見られています。 今後は速度が下がっていくでしょうから、磁気圏活動も穏やかになるでしょう。 SOHO EIT284の太陽写真には、コロナホールが真ん中に濃く見えています。 まさに今、地球へ向かって高速の太陽風が吹き出しているところです。 今飛び出している高速風は3日くらいで地球へ届くでしょう。 ですので、17日頃が高速風は最高速になっているのではないでしょうか。 高速風の最初の変化は、明後日の16日頃から始まると思われます。 放射線帯の高エネルギー電子は更に増加しています。 GOES10(青線)、GOES12(赤線)ともに、10の4乗の線を越えています。 かなり高い状態です。 明日にかけて更に増加する可能性もあります。 衛星の運用では、しばらく注意が必要です。 太陽はすっかり穏やかになっています。 掲載の写真では、黒点はほとんど見えていませんし、 X線グラフの強度そのものがどんどん低下しています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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