宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 5/ 6 12:30 更新 太陽風の乱れは収まっています。これからコロナホールによる高速風が到来するでしょう。 担当 篠原 太陽風は、速度が340km/秒から400km/秒へゆっくりと上昇しています。 その一方、磁場強度は10nTから5nTへ下がりました。 磁場強度の強まりによる乱れは一段落ついた様です。 引き続いてコロナホールによる高速太陽風が来るのではないかと考えていますが、 まだはっきりとした兆候は見られません。 高速風の到来前には磁場強度の上昇がよく見られます。 27日周期の図を見ると、前周期の4月9日(世界時)には速度(緑色線)の上昇が始まっており、 磁場強度(青線)はその前の4月8日から強まっています。 今回はコロナホールの様子から、高速風の到来は早まるのではないかと考えていましたが、 むしろ遅れ気味に見えます。 ACEの図の最後の部分で、磁場強度が増加に向かっているように見えていますが、 これが高速風の兆しかもしれません。 この後の太陽風の変化に注意してください。 太陽風磁場の乱れが終息し、磁気圏の活動度も下がっています。 AE指数は図の前半では小規模のオーロラ活動が見られていますが、後半は穏やかです。 ただし、太陽風の速度が通常レベルに戻っていますので、 南向き磁場が現れたときに、小規模の磁気圏活動は起こりやすくなっています。 太陽のフレア活動は概ね静穏です。 X線のグラフでは、小さな変動が観測されていますが、 これは太陽の東端(左端)の活動領域で発生したものです。 それほど活発な領域でもない様ですし、太陽面に見えている黒点群も小さなものばかりになっています。 このため、太陽のフレア活動は今後も穏やかに推移するでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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