宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 4/26 10:28 875黒点群の小規模フレアにより、CMEが発生しています。地球への影響はありません。
2006/ 4/27 10:57 875黒点群が中規模フレアを起こしました。活動が活発化しています。
2006/ 4/28 10:22 875黒点群がM7.9の中規模フレアを起こしました。CME、プロトンイベントなどは起きていない様です。
2006/ 4/29 11:18 875黒点群は小規模フレア(C1)を起こしましたが、活動は落ち着いています。
2006/ 4/30 13:27 太陽の東端で小規模フレアが続いています。太陽風、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2006/ 5/ 1 10:32 更新
小さな小規模フレア(C1.8)が発生しています。太陽風はたいへん遅く(300km/秒)、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽の東の端で、小規模フレアをいくどが起こしていた黒点群が姿を現しました。
今日の太陽写真の、左端付近に見える小さな黒点がそれです。
番号は書かれていませんが、878黒点群です。
規模としては小さく、大きな活動を起こすことはなさそうです。

876黒点群が、30日18時(世界時30日9時)にC1.8の小さな小規模フレアを起こしました。
875、876黒点群は活動の頻度を落としていて、次第に穏やかになっている様子です。
中規模フレアが発生する可能性は、引き続き指摘されています。

太陽風は更に速度を下げて、300km/秒になっています。
かなり低速風になっています。
磁場強度は4nTで、南北成分はとても小さな北向きが続いています。
このため磁気圏は非常に静穏で、AE指数のグラフは全く変化が見られません。

27日周期の図を見ると、ちょうど1周期前の4月4-5日に、
太陽風磁場が大きく南を向き、磁気嵐が発達するという変動が発生していました。
この太陽風の乱れは、周期性の現象ではないと思われますので、
今周期は、明日にかけてこのまま穏やかな状態が続くと思われます。

また、4月5-6日に小さな速度の上昇がありましたが、今回はどうなるでしょうか。
SOHO EIT284の太陽写真では、コロナホールはほとんど見えていません。
従って、今周期も速度の乱れが発生したとしても、小規模なものに留まるでしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。