宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 4/13 10:30 更新 太陽風の速度は400km/秒で普通の速さです。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度(ACEの黄色線)は、昨日の450km/秒から、400km/秒へ下がった所で安定しています。 磁場強度(白線)も、5nTでほぼ一定しています。 南北成分(赤線)は小さく、0nT付近にあるか、時おり+3nT程度北寄りに振れています。 このため、磁気圏へのエネルギーの流れ込みは小さくなり、 オーロラなどの磁気圏活動はたいへん小さくなっています。 AE指数には全く変化が観測されていません。 ここ数日お知らせして来たように、コロナホールが太陽の中心を横切り、 まもなく、ここからの高速太陽風が地球へやってきます。 今日のSOHO EIT284写真を見ると、 太陽の真ん中から北側(上側)にかけて、暗くコロナホールが広がっています。 今、まさに高速風の本体が地球に向かって放出されていると言えます。 飛び出した太陽風は、約3日かけて地球へやってきます。 さて、その高速風の先陣が、これから明日(15日)くらいに地球へ到達すると予想されます。 速度の上昇に先立って、太陽風の磁場に乱れが発生します。 27日周期の図を見てください。 前周期の3月18-19日に、太陽風の速度(緑色線)が上昇していますが、 その始まりの部分、3月18日に太陽風磁場が強まり、乱れが発生しています(青線と赤線)。 これと同様の変化が、これから発生すると思われます。 ACEデータの速度(黄色線)とともに、磁場強度(白線)の変化にも注目してください。 磁場強度が強まると、強い南向きが発生しやすくなります。 速度の上昇につれて、オーロラの活動が活発になったり磁気嵐が発生します。 放射線帯の高エネルギー電子は、やや高いレベルを保っています。 警戒ラインと言われる10の4乗の線は下回っていますが、 昨日からは、ほとんど減少していません。 ただ、今後、太陽風が乱れて磁気圏活動が発生すると、一気に減少するでしょう。 太陽では、黒点群がずらっとならんで、にぎやかです。 規模はどれも小さく、目立ったフレア活動も起こしていません。 太陽は穏やかな状態です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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