宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 4/11 13:29 更新 高速風領域は後半に入り、太陽風の速度は570km/秒に下がっています。放射線帯高エネルギー電子が増加しています。 担当 篠原 高速太陽風はピークを過ぎ、速度の低下が始まっています。 650〜700km/秒に達していた高速風は、 10日21時(世界時10日12時)頃から低下を始め、 現在570km/秒くらいまで下がっています。 太陽風は引き続き速度を低下させていくと思われます。 オーロラ活動のスイッチとも言える太陽風磁場の南向き成分は、 小さく、-2nT程度のものがたびたび現れています。 振幅は小さなものでしたが、速度が高いために、 小規模ながら磁気圏活動を起こしています。 AE指数のグラフには、300〜500nTの小さな変動が現れています。 現在、速度が下がり続けていますので、今後は穏やかになっていくでしょう。 一方、放射線帯の高エネルギー電子の密度が一気に増加しています。 GOES衛星の観測によると、GOES10衛星で警戒ラインの10の4乗の線に達しています。 衛星の運用などで障害が発生しやすくなっています。 高エネルギー電子は引き続き増加すると予想されますので、 今後の変化に注意してください。 SOHO EIT284の太陽写真では、次のコロナホールが姿を見せています。 写真の中央から東(左)に向かって、薄暗い領域が広がっています。 コロナホールは、北(上)方向へもつながって広がっています。 コロナホールの先端(右端)は、間もなく太陽の中心線に達しそうです。 このため、あと3〜4日ほどすると太陽風の速度が再び上昇することになるでしょう。 27日周期の図を見ると、前周期は3月18日に速度の上昇が発生しています。 この高速風が回帰して来ることになります。 前回は最高700km/秒に達し、高速風は5日ほど続きました。 太陽では、点々と小さな黒点群が東西に並んで見えています。 866、867、869群に続いて、 番号が付いていませんが、左へ870、871群が並んでいます。 太陽活動の静穏期には、黒点群の分布が赤道付近に集まります。 今日の黒点群が一列になっている写真は、その特徴を良く現していると思います。 フレア活動としては、870群が小規模の活動を起こしています。 11日11時(世界時11日2時)にC1の小さな小規模フレアを起こしました。 黒点群の規模は小さいので、現状では大きな活動になることはないでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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