宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 4/ 9 12:38 更新 太陽風速度の上昇が始まりました。強い南向き磁場の影響で、オーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 コロナホールによる高速太陽風が、地球にやってきたようです。 ACE衛星の図を見ると、磁場強度(白線)が、 最初は4nTでしたが、ゆっくりと強まり続けて15nTにまで強まっています。 この様な磁場強度の強まりは、高速風の始まりによく見られます。 磁場強度の変化に続いて、速度(黄色線)にも変化が現れています。 まだ小幅ですが、320km/秒から400km/秒へと上昇しています。 引き続き速度は上昇を続けると思われますので、注意してください。 磁場強度が強まった事で、南北成分(赤線)の影響も大きくなっています。 磁場強度が強いために、強い南向きが発生しやすくなるのです。 今日のACEの図の最後の部分では、 -5〜-10nTくらいの南向きが6時間にわたって続いています。 このため、オーロラ活動が急に活発化しています。 AE指数で1000nTの変化が観測されています。 ACEの図の最新部分を見ると、 一度北向きに切り替わって、また南に下がるという変化が見えています。 このまま南向きが続くと、オーロラ活動も活発に続きます。 SOHO EIT284の太陽写真には、高速風の原因となるコロナホールが見えています。 東西方向(横方向)の幅が広くありませんので、 高速風は2〜3日程度の短い期間で終わるのではないでしょうか。 急に複数の黒点群が発生して、にぎやかになった太陽面でしたが、 これらの黒点群は西に没しつつあります。 活動も穏やかになっていて、フレア活動は観測されていません。 太陽の中心付近に869黒点群が残っていますが、これも小規模です。 太陽は穏やかになっています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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