宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 4/ 4 23:50 更新 太陽風磁場が安定して南に向いています。弱い磁気嵐が発達しつつあります。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、今日の午後、4日15時半(世界時4日6時半)から、 太陽風の磁場南北成分が急に南寄りに変わり、 以降、-5nTの安定した南向きが8時間にわたって続いています。 地球への影響は約1時間後に始まり、AE指数で300nT程度の変化が継続しています。 沖縄の磁場データは静穏レベル(青の横線)からマイナス方向へ変化しており、 地球を囲む環電流が発達しつつあることを示しています。 現在、-50nT近い減少を示していて、弱い磁気嵐が発生しているようです。 太陽風の速度が320km/秒と遅いため、大きなエネルギーの流入はなく、 この状態であれば磁気圏活動は小規模に留まると思われます。 磁場強度は次第に弱まって行きそうですが、速度の変化も含め、引き続き観察が必要です。 (このニュースは速報です。前号の記事も参考にご覧下さい) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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