宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 3/30 11:31 太陽風速度は再び350km/秒まで減少し、磁気圏は静穏な状態が継続しています。
2006/ 3/31 13:42 太陽風速度は、360km/秒程度で推移しており、磁気圏も静穏です。
2006/ 4/ 1 12:57 太陽風速度は、340km/秒まで減速、磁気圏は静穏です。
2006/ 4/ 3 11:11 太陽風速度が270km/秒まで減少しました。
2006/ 4/ 4 12:15 865、867黒点群が小規模フレアを起こしています。太陽風、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2006/ 4/ 4 23:50 更新
太陽風磁場が安定して南に向いています。弱い磁気嵐が発達しつつあります。

担当 篠原

ACE衛星の観測によると、今日の午後、4日15時半(世界時4日6時半)から、
太陽風の磁場南北成分が急に南寄りに変わり、
以降、-5nTの安定した南向きが8時間にわたって続いています。
地球への影響は約1時間後に始まり、AE指数で300nT程度の変化が継続しています。
沖縄の磁場データは静穏レベル(青の横線)からマイナス方向へ変化しており、
地球を囲む環電流が発達しつつあることを示しています。
現在、-50nT近い減少を示していて、弱い磁気嵐が発生しているようです。

太陽風の速度が320km/秒と遅いため、大きなエネルギーの流入はなく、
この状態であれば磁気圏活動は小規模に留まると思われます。
磁場強度は次第に弱まって行きそうですが、速度の変化も含め、引き続き観察が必要です。

(このニュースは速報です。前号の記事も参考にご覧下さい)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。