宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 4/ 3 11:11 更新 太陽風速度が270km/秒まで減少しました。 担当 北村 31日以降太陽風の速度は下がり続け、本日は270km/秒という 非常に低速度な状態になっています。 太陽風磁場の南北成分(赤い線)はずっと北向(正の値)の 状態が続いており、太陽風のエネルギーはほとんど磁気圏には 流入しない状態となっています。 AE指数やシベリアの磁場を見ても、オーロラの活動がまったく 無い様子がわかります。 SOHO EIT284の画像を見ると、明るい活動領域865,866がほぼ 正面に回ってきていることが分かります。 これに伴って、GOESの太陽X線のグラフは、赤い線がやや 上昇してきていますが、特に大きなフレアは発生していません。 今後の推移ですが、27日周期の太陽風のグラフを見ると、昨日 後半くらいから高速太陽風の影響によって、強い南向き磁場が 到達するように予想されましたが、現在のところまだこのような 擾乱は到達していません。太陽風速度が、270km/秒と極端に 遅くなったために、到達が前周期より遅れているのではないかと 推測できます。太陽風の密度は、既に上昇傾向にあるので、 今後、太陽風磁場も増大するとよそうされます。その状態で 磁場が南向きに転じると、磁気圏ー地上も荒れるかも知れませんので、 今後の推移に注意が必要です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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