宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 4/ 4 12:15 更新 865、867黒点群が小規模フレアを起こしています。太陽風、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽で、865黒点群と867黒点群が発達して、やや活発な動きを見せています。 865黒点群は、今朝4日6時(世界時3日21時)に、C4の小規模フレアを起こしました。 867黒点群もC1の小さな小規模フレアを起こしています。 GOES衛星のX線動画を見ても、これらの黒点群は、 ちかちかと小さな瞬きを頻繁に起こしていて、活発さを感じさせます。 865群は中規模フレアを起こす可能性もあり、今後の活動に注意する必要があるでしょう。 一方、太陽風は穏やかな状態が続いています。 祖奥戸は250km/秒から300km/秒の間をゆっくりと変化していて、低速のままです。 磁場強度が4nTから7nTにやや上がっていますが、南北成分は北寄りを続けていて、 磁気圏への影響はほとんど見られません。 オーロラの活動を示すAE指数は、とても穏やかです。 ただ、磁場強度が強まっているので、ここで南寄りに変わると、 オーロラ活動をやや活発にする可能性があります (速度が遅いので、大きな活動にはならないでしょう)。 27日周期の図では、前周期と比較すると、 太陽風速度・磁場ともに変化の様子が変わっています。 (3月6-7日と、4月2-3日を比べてください) この図を見ると、明後日頃から太陽風の速度が上昇すると考えられますが、 どうなるでしょうか。 SOHO EIT284の太陽写真で過去の様子と比較すると、 2周期前(2月9日)の写真では、中央やや上にコロナホールが見えていて、 これが次の高速風の原因だったと思われます。 最新(4月4日)の写真では、このコロナホールは、 明るい黒点群の影響で、薄くなって見えています。 高速風の様子も変化するかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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