宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 3/29 14:38 太陽風、磁気圏ともに静穏な状態が続いています。
2006/ 3/30 11:31 太陽風速度は再び350km/秒まで減少し、磁気圏は静穏な状態が継続しています。
2006/ 3/31 13:42 太陽風速度は、360km/秒程度で推移しており、磁気圏も静穏です。
2006/ 4/ 1 12:57 太陽風速度は、340km/秒まで減速、磁気圏は静穏です。
2006/ 4/ 3 11:11 太陽風速度が270km/秒まで減少しました。
最新のニュース

2006/ 4/ 4 12:15 更新
865、867黒点群が小規模フレアを起こしています。太陽風、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽で、865黒点群と867黒点群が発達して、やや活発な動きを見せています。
865黒点群は、今朝4日6時(世界時3日21時)に、C4の小規模フレアを起こしました。
867黒点群もC1の小さな小規模フレアを起こしています。
GOES衛星のX線動画を見ても、これらの黒点群は、
ちかちかと小さな瞬きを頻繁に起こしていて、活発さを感じさせます。
865群は中規模フレアを起こす可能性もあり、今後の活動に注意する必要があるでしょう。

一方、太陽風は穏やかな状態が続いています。
祖奥戸は250km/秒から300km/秒の間をゆっくりと変化していて、低速のままです。
磁場強度が4nTから7nTにやや上がっていますが、南北成分は北寄りを続けていて、
磁気圏への影響はほとんど見られません。
オーロラの活動を示すAE指数は、とても穏やかです。
ただ、磁場強度が強まっているので、ここで南寄りに変わると、
オーロラ活動をやや活発にする可能性があります
(速度が遅いので、大きな活動にはならないでしょう)。

27日周期の図では、前周期と比較すると、
太陽風速度・磁場ともに変化の様子が変わっています。
(3月6-7日と、4月2-3日を比べてください)
この図を見ると、明後日頃から太陽風の速度が上昇すると考えられますが、
どうなるでしょうか。

SOHO EIT284の太陽写真で過去の様子と比較すると、
2周期前(2月9日)の写真では、中央やや上にコロナホールが見えていて、
これが次の高速風の原因だったと思われます。
最新(4月4日)の写真では、このコロナホールは、
明るい黒点群の影響で、薄くなって見えています。
高速風の様子も変化するかもしれません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

4/ 4 01:06 UT

2/ 9 01:06 UT


SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。