宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 3/20 13:42 更新 太陽風は速度が一段と上昇しています(700km/秒)。南向き磁場の影響で、磁気圏活動が活発です。 担当 篠原 磁気圏の活動が活発に続いています。 太陽風は、昨日より600〜650km/秒の高速状態が続いていましたが、 今日の未明、20日4時(世界時19日19時)からもう一段上昇して、 700km/秒まで上がっています。 太陽風の磁場は強度が10nTを切り、6nT前後で推移していました。 南北成分が比較的安定的に南を向き、-3〜-5nT程度の南向きが続いています。 それほど強い南向きではありませんが、速度が高まっているため、 磁気圏の活動を活発にしています。 AE指数のグラフでは、500〜1000nTのオーロラ活動がほぼ一日を通して観測されています。 沖縄の磁場データは、-50nTを前後して推移していて、 磁気嵐の状態が継続していることを示しています。 SOHOのEIT284画像が久しぶりに更新されました。 太陽面の西側(右側)に小規模ですがコロナホールが見えています。 この影響が、現在の高速風につながっているのではないでしょうか。 高速風は更に2〜3日程度続きそうです。 太陽風磁場の南寄りの傾向が続くと、磁気圏の活動も活発に継続します。 極性が変わって、北寄り中心に変わると、速度が高速でも磁気圏は穏やかになります。 そして、この高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子の密度が急激に増加しています。 GOES10(青線)は、既に警戒ラインである10の4乗の線を越えました。 今後更に高エネルギー電子が増加する可能性がありますので、 衛星の運用では注意が必要です。 太陽のフレア活動は穏やかです。 太陽のまんなかに、一列に並んだ黒点群が見えています。 860群と862群に当たる様です。 X線では目立った変動は起こしておらず、太陽は穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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