宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 3/17 14:28 更新 太陽風の速度は通常レベルに下がっています。比較的小規模のオーロラ活動が見られています。 担当 篠原 太陽風はゆっくりと速度を下げ、420km/秒と通常レベルにもどっています。 磁場強度も、6nTから3nTへ弱まっています。 ACEの図の南北成分(赤線)を見ると、今日の図の前半のところで、 -3nTくらいの南向きがたびたび見られています。 この影響で、磁気圏でもオーロラ活動が発生しています。 AE指数の図を見ると、500nT前後の活動が3回ほど見えています。 太陽風はこのあとも、ゆっくりと速度を下げていくでしょう。 27日周期の図を参考にすると、明日くらいに太陽風磁場のセクター境界が来るでしょう。 そして、明後日にかけて磁場強度が強まり、続いて速度の上昇が予想されます。 これはコロナホールによる高速風です。 このところ2回来ていた高速風帯と比べると、より規模の大きい高速風帯でした。 前回は、速度は最大で700km/秒まで上がり、4日程度続きました。 磁場強度が強まったときに、南向き磁場が現れると、磁気圏の活動も活発になります。 太陽には小さな黒点群が2つあります(写真は今日も掲載していません)。 どちらもとても小さく、太陽のフレア活動はとても穏やかです。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|