宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 3/11 15:20 更新 コロナホールによる高速太陽風が来ています(550km/秒)。オーロラも活発になっています。 担当 篠原 コロナホールによる高速太陽風が来ています。 10日20時(世界時10日11時)頃から、太陽風の速度が本格的に上昇を始め、 11日6時(世界時10日21時)頃に550km/秒に達しました。 その後、太陽風は550km/秒を現在まで保っています。 太陽風磁場は10nT前後まで強まっていましたが、 速度が上昇するとともに、強度が下がり、現在は5nTと普通の強さに戻っています。 このことより、高速風は既に最高速に達していると思われます。 磁場強度の強まりや、速度の上昇の影響で、オーロラ活動も活発に発生しています。 AE指数のグラフでは、1000nTに達する活発な変化や、500nTくらいの小規模の活動などが 何度も観測されています。 現在も速度が高い状態が続いているため、 南向き磁場が現れるとオーロラ活動が強まるでしょう。 ただし、磁場強度が下がっているので、比較的小規模にとどまるのではないでしょうか。 27日周期の図を見ると、太陽風はこのような高速風の山が、 現在のも含めて3回ほどやってくると思われます。 3回目がもっとも大きな山です。 今回の高速風は2日ほど続きそうなので、これから下がり、 そしてまた2日ほど経った所で、次の高速風の山が来そうです。 ただ、太陽の様子はゆっくりとですが変化しますので、前回とは異なった変化になる可能性はあります。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 X線のグラフは最低レベルを続けています。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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