宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 3/ 6 13:34 更新 太陽風の速度は一段と下がり、とても低速です(300km/秒)。磁気圏はとても穏やかです。 担当 篠原 太陽風は更に速度を下げ、300km/秒を切るほどのかなり低速になっています。 磁場強度も3nTから更に下がって、1nT近くに弱まっています。 南北成分は北寄りに推移していて、太陽風の磁気圏への影響は非常に弱まっています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは完全に平らになっていて、 シベリアの磁場データも全く変化が見られません。 非常に静かな状態が続いています。 昨日のニュースで書きましたが、太陽風磁場のセクターの切り替わりはまだ見られていません。 これから起こるのかもしれませんし、今周期は見られなくなるのかもしれません。 いずれにせよ、太陽風は穏やかな状態のまま推移し、磁気圏も穏やかな状態が続くと予想されます。 次の擾乱の候補は、2月10〜11日に始まる、太陽風速度の小規模な上昇です。 3月9〜10日頃に始まる可能性があります。 太陽は小さな黒点群が2つ、856群と857群があるそうです。 どちらも掲載している太陽写真では見つけることができません。 フレア活動は全く無く、とても穏やかな状態が太陽では続いています。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|