宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 3/ 1 12:06 更新 太陽風磁場が南北に変化して、小規模の磁気圏活動を起こしています。 担当 篠原 太陽風は、前周期と似た変化を見せています。 太陽は地球に対して約27日で1回転します。 そのため、太陽から吹き出している太陽風もまた、27日周期で似た変化を繰り返す性質があります。 従って、27日前の太陽風の変化を見る事で、今後の太陽風の変化を予測することができるのです。 27日周期の図は、このようにして今後の変化を予測するために作成しています。 前周期にあたる、2月1日以降の太陽風は、速度は400km/秒と普通のレベルですが、 磁場がやや強まり、南北に大きく変化するという特徴が見られていました。 その変化は2月6日にかけて続いています。 このことから、今周期もまた同様の変化が2月28日くらいから発生するのではないかと予想していました。 2月26日に一度、大きな太陽風磁場の乱れが発生して、27日に一旦収まりました。 そして、昨日、28日から再び磁場の乱れが始まっています。 ACEのデータを見ると、太陽風の磁場は強度(白線)が7nTとやや強まり、 南北成分(赤線)も南北に+7nTから-7nTまで、強度いっぱいに大きく揺れています。 前周期と類似した変動です。 太陽風の速度もまた、340km/秒の低速から、 前周期同様に400km/秒と通常レベルですがやや上昇しています。 南北成分の変化の影響で、オーロラ活動も強められています。 速度が遅めなので、大きな活動にはなっていませんが、 AE指数で500nTを越える様な変動や、その他の小規模の変動が観測されています。 太陽風磁場の南北の変動が、前周期同様に数日間継続するとすると、 オーロラも活動的な状態を続ける可能性があります。 ただし、速度がこれ以上高まることはないと思われますので、弱めの磁気圏活動が続く程度です。 太陽のフレア活動は静穏です。 856黒点群はとても小規模で、X線グラフには小さな変化が見えている程度です。 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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