宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 2/24 12:22 更新 太陽風の速度は450km/秒に下がっています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽では無黒点が続いています。 白色光の写真では、のっぺらぼうの姿がずっと続いています。 同様にX線で撮影された太陽画像もまた、光る部分がほとんどない真っ暗な姿になっています。 今日の最初の写真で、その1例を紹介します。 X線観測についてはグラフを掲載していますが、 その値はこのところすっかり最低レベルに落ち込んだままです。 その様子を画像で見ると、このように、真っ暗な太陽として見えているのです。 太陽風の高速風領域は、2つの山が1つになって、期間も短くなってしまった様です。 昨日以降も速度の低下が続き、550km/秒から450km/秒に落ちています。 まだ、やや速いと言える速度です。 速度が下がって来た事と、磁場強度が落ちて南向きが現れても小さくなっていることから、 オーロラ活動もとても弱くなっています。 今後は、このまま穏やかな状態が続きそうです。 太陽風の速度は更に下がって行くのか、前周期の影響がいくらかは残っていて、 現在程度の速度がしばらく続くのか、注目されます。 放射線帯の高エネルギー電子は、高いレベルを保っています。 昨日までの増加は止まったようですが、GOES10、12衛星共に警戒ラインに達していますので、 衛星の運用ではしばらくの間注意が必要でしょう。 GOES衛星のX線カメラが撮影した太陽。黒点などの活動領域が無く、全体的に暗く見える。24日12時 (世界時24日3時)。 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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