宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 2/20 13:28 更新 昨夜より、太陽風の速度が上昇を始めました(420km/秒)。引き続き上昇しそうです。 担当 篠原 昨日のニュースで、太陽風の速度が上昇を始めたようだと記しましたが、 結局、上昇は380mk/秒までで止まり、その後360km/秒に下がるという変化になりました。 そして、昨夜、20日2時(19日17時)から再び速度の上昇が始まりました。 現在は420km/秒に達していて、上昇の傾向は続いています。 27日周期の図を見ると、太陽風の変化パターンが前周期とはいくらか変わっている様です。 しかし、SOHO EIT284に見えるコロナホールの分布としては、 ちょうど地球の影響位置(右半球に半分出たあたり)に達していますので、 現在速度が上がっているということは理解できる変化です。 まだたいした速さではありませんが、速度が上昇を始めたということと、 -2nT程度と弱いながらも太陽風で南向き磁場が続いているため、小規模の磁気圏活動が連続しています。 AE指数の図では、速度上昇が始まった図の後半で、300nT程度の活動を見る事ができます。 太陽はとても静穏です。 X線のグラフは、最低レベルに下がっていて、1日ほぼ平らと言っていい状態になっています。 黒点群は番号は付けられていますが、実際には無黒点になっているようです。 可視光ではいつもと変わらない太陽ですが、宇宙天気の目で見ると、とても静かな状態が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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