宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 2/21 12:10 更新 580km/秒程度の高速風が続いてます。オーロラが活発に発生しました。 担当 篠原 上昇を示していた太陽風速度は、20日20時(世界時20日11時)頃に580km/秒に達しました。 だいたいこのあたりが最高速だったようで、 以降は550〜580km/秒の幅でほぼ安定した高速風が続いています。 太陽風の磁場は、速度が上昇していた頃は10nTくらいの強さがありました(白線)。 南北成分(赤線)も-5nTから、時には-10nTに達する南向きが現れていました。 このため、久しぶりに活発なオーロラ活動が観測されています。 AE指数では1000nTを越える変化が記録されており、シベリアの磁場データも激しく乱れています。 太陽風磁場は、速度が上がりきった頃から強度が弱まり始め、 現在は5nTに下がっています。 速度は依然高いものの、南向き磁場の強さが弱まっているため、 全体的なオーロラ活動は低下してしまい、AE指数の図の後半は小規模な変化だけになっています。 27日周期の図を参考にすると、高速風はもうひとやま来るかもしれません。 SOHO EIT284の太陽写真でも、ぼんやりとしたコロナホールですが、 太陽の中心からやや右寄りにまだ見えています。 前周期とは変化の様子が変わっているので、どうなるのか注目されます。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が増加し始めています。 まだ警戒ラインよりも下の10の3乗程度ですが、 高速風が続いていますので、今後更に増加する可能性があります。 太陽のフレア活動はたいへん穏やかです。 無黒点が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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