宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 2/16 19:13 更新 太陽風の速度が上がっています(550km/秒)。オーロラの活動が活発になっています。 担当 篠原 今日の更新が遅くなり、申し訳ありません。 太陽風が変化を見せています。 昨日の速度上昇がそのまま継続して、570km/秒まで上がりました。 その辺りがいっぱいだったようで、550km/秒付近で安定して8時間ほどが経過しています。 上がったと言っても、それほどの高速ではありませんが、 ここまで上昇をするとは予想していませんでした。 SOHO EIT284の写真には、コロナホールの姿は特に見えていないのですが、 なかなか難しいところです。 太陽風の磁場の方は、強度が7nTくらいに上がって、更に、南北成分が小刻みに南北に揺れています。 このため、磁気圏にエネルギーが流れ込んでいて、活発なオーロラ活動につながっています。 AE指数のグラフでは、1000nTに達する活発な変動と、 500nT前後の小規模な活動が折り混ざっています。 依然速度が高く、磁場も南北に揺れる傾向が続いているので、 まだしばらくオーロラの活発な状態が続く可能性があります。 最初に書いた事の繰り返しになりますが、太陽風の変化が前周期とずいぶん変わっている事や、 コロナホールの姿が特に見えていないということで、 現在の高速風がどの程度続くのか、良くわかりません。 今後の経過を注目したいところです。 ただ、太陽風がこれ以上高い速度に変化するということはないでしょう。 太陽は穏やかな状態が続いています。 太陽の写真の中心からやや東(左)に小さく黒い点が2つ見えています。 これは854黒点群と番号が付けられています。 規模はごく小さく、太陽は穏やかな状態を続けるでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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