宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 2/10 12:19 太陽風は低速で(320km/秒)、磁気圏は穏やかです。これから速度の上昇が始まるでしょう。
2006/ 2/11 13:27 太陽風磁場が強まっています(10nT)。これから太陽風の速度が上昇しそうです。
2006/ 2/12 13:14 太陽風の速度が430km/秒に上がっています。磁気圏は小規模のオーロラ活動が発生している程度です。
2006/ 2/13 14:18 太陽風の速度は下がり、やや遅くなっています(350km/秒)。磁気圏は静穏です。
2006/ 2/14 12:25 磁気圏は静穏です。太陽のフレア活動も穏やかです。
最新のニュース

2006/ 2/15 12:35 更新
太陽風は速度に変化が見られていますが、穏やかです。磁気圏もとても静かです。

担当 篠原

太陽風は、速度が小規模の変化を示しています。
昨日のニュースの頃の370km/秒から、半日ほどかけて300km/秒近くまで下がりました。
その後、増加に転じて、現在は再び380km/秒まで戻しています。
遅い速度の中での変化ですので、磁気圏への影響はほとんどなく、
太陽風磁場が北寄り(赤線がプラス寄り)に推移していた事もあり、磁気圏活動はとても穏やかでした。
AE指数、シベリア磁場ともに、全く変化なく、ほとんど直線のグラフになっています。

この期間は、前周期でも小幅ですが速度の変動が見られていましたので、
その状態が残っているのでしょう。
引き続き速度変化が現れるかもしれませんが、大きく速度が上昇することはないでしょう。

SOHO EIT284の太陽写真には、中心付近にコロナホールの姿は無く、
今後も基本的には穏やかな太陽風が続くでしょう。
今日の写真の東寄り(左寄り)の部分に、
次に高速風を運んで来ると予想されるコロナホールの姿が見えているのですが、
まだはっきりしません。
明後日頃になると、もう少し見やすくなるでしょう。

太陽は結局、無黒点のままになっています。
フレア活動も穏やかな状態が続いてます。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。