宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 2/12 13:14 更新 太陽風の速度が430km/秒に上がっています。磁気圏は小規模のオーロラ活動が発生している程度です。 担当 篠原 昨夜より、太陽風の速度が上がり始めました。 ACE衛星の観測によると、11日17時(世界時11日8時)頃から速度がゆっくりと上がり始め、 それまでの300km/秒から、現在は430km/秒くらいまで上がっています。 数値的には、通常レベルと言った方がよさそうな値です。 27日周期の図を見ると、前周期ではこの速度の盛り上がりは5日くらい続きました。 今周期はどうなるでしょうか。 速度が上がるとともに、太陽風の磁場強度は弱まっています。 現在は5nTに戻っています。 南北成分では、時々、1時間程度の南向きが見られています。 これらに関連して、小規模のオーロラ活動が起こっている様です。 AE指数で500nT以下の小さな変化が数回発生しています。 速度の上昇がそれほどでもなく、磁場強度も弱まっているので、 オーロラ活動がそれほど活発化することはなさそうです。 太陽はフレア活動は見られず、とても穏やかです。 写真では認識できませんが、黒点としては853黒点群だけが存在している様です。 位置的にそろそろ没するでしょう。 SOHO LASCO C3カメラできれいなCME(太陽ガスの放出現象)が観測されていました。 発生源は太陽の向こう側にあるようです。 従って、ガスが地球に飛んでくる事はありません。 SOHO LASCO C3カメラが捉えた、2月11日のCME(太陽ガスの放出現象)。地球とは反対側に飛び出しています。 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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