宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 2/11 13:27 更新 太陽風磁場が強まっています(10nT)。これから太陽風の速度が上昇しそうです。 担当 篠原 11日2時(世界時10日17時)ころより、太陽風に乱れが現れ始めました。 それまで4nT程度だった太陽風の磁場強度(ACEの白線)が、 ゆっくりと強まり、10nTに上がっています。 これは、太陽風の速度が上昇を始める時によく見られる変化です。 太陽風の速度は、今のところは300km/秒前後ととても遅いままです。 ただ、ACEの図の前半がとても安定していたのに比べて、 太陽風磁場が強まり始めた後半の部分では、不規則な変動が目立っています(小幅ですが)。 27日周期の図をご覧下さい。 前周期の1月15日のところに、今回と似た磁場強度(青線)の増加が見られています。 約1日変化の発生が早まっています。 ただ、前周期では磁場が強まり始めると同時に速度(緑色線)の高まりも始まっています。 今回はまだそれは見られず、このあとどのように変化が進むのか注目されます。 前回は、450〜550km/秒程度の高速風が5日程度続いています。 太陽風磁場の強まり以降、-5nTくらいの南向き磁場が比較的頻繁に続いています。 速度が遅いので、小規模にとどまっていますが、オーロラ活動がいくらか発生している様です。 AE指数のグラフでは200〜300nTくらいの小さな変化が現れ始めています。 現在の磁場の強まりが続いているうちに速度が上昇すれは、 オーロラの活動はずっと活発化するでしょう。 太陽では、852に続いて853の黒点群番号が付けられています。 しかし、ここに掲載している写真では黒点の姿を識別する事はできません。 とても小さな黒点群です。 フレア活動は現在もとても静かです。 一方、SOHO EIT284の太陽写真で、東の端(左端)から明るい領域が上がって来ています。 あまり大きくはなさそうですが、ここから新しい黒点群が姿を見せるかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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