宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 2/ 1 12:44 更新 太陽風は速度はとても遅い状態です(310km/秒)。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風は速度が310km/秒前後と、遅い状態で安定しています。 磁場強度は若干戻って、2〜4nTくらいになりました。 このため、南向き磁場も-2nTから、時に-4nTが現れるような変化をするようになりましたが、 速度が遅いので磁気圏活動への寄与はとても小さなものになっています。 シベリア磁場データにはわずかに変化が見られている程度です。 ただし、このような静穏な時は、オーロラの活動領域が高緯度側に移動していることがあります。 普段よりも高緯度の地域で、もう少し大きな変化が観測されている可能性はあります。 SOHO EIT284の太陽写真では、全体がうすぼんやりとした姿になってきました。 ところどころに小さく暗い領域があり、小さなコロナホールになっているのかもしれません。 しかし、どれも規模が小さいため、地球へ影響を及ぼすほどの太陽風の乱れは作っていないでしょう。 太陽風はこのまま穏やかな状態を続けそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、密度を下げています。 比較的順調な減少ペースになっていて、警戒ラインを割り、10の3乗レベルに戻っています。 太陽のフレア活動はとても穏やかです。 太陽面は無黒点。 X線のレベルもかなり下がっています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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