宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 1/27 14:19 更新 太陽風の速度が650km/秒と高速に変化しています。太陽風磁場の影響で、オーロラ活動が活発になりました。 担当 篠原 昨日の私の予想は外れて、太陽風は速度を上げています。 昨日のニュース以降、太陽風の速度は上昇を続け、現在、650km/秒に達しています。 コロナホールの影響と思われますが、SOHO EIT284の写真では様子がはっきりしませんでした。 27日周期の図で、前周期と比較すると、速度の分布がずいぶん変わっている事が分かります。 この後、どの程度高速風が継続するのか興味が持たれます。 太陽風速度の上昇にともなって、太陽風の磁場が10nTに強まっていました。 この間、南北に+10nTから-10nTくらいまで激しく変動していました。 速度が高まっている事もあり、磁気圏の活動が強められました。 AE指数では、1000nTを越えるような活発な変動が観測されています。 (シベリアの磁場データでも激しい変化が見えています) 極域では、きれいなオーロラを見る事ができたでしょう。 太陽風の速度が高まりきった頃に、磁場強度は10nTから5nTへ一気に下がりました。 このため、現在の磁気圏の活動度はいくらか下がっていると思われます。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が、急に増加に転じています。 GOES衛星の観測では、一気に10の3乗の線に達しています。 このまま更に増加して、警戒レベル(10の4乗)に達する可能性もありますので、 今後の変化に注意してください。 太陽は静穏です。 848黒点群は西に没しつつあります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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