宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 1/26 13:25 太陽風磁場が乱れて、磁気圏活動が活発になりました。現在は穏やかになっています。
2006/ 1/27 14:19 太陽風の速度が650km/秒と高速に変化しています。太陽風磁場の影響で、オーロラ活動が活発になりました。
2006/ 1/28 14:27 太陽風速度は550km/秒へ下がっています。小規模のオーロラ活動が続いています。
2006/ 1/29 08:26 太陽風は速度を下げ続けています(480km/秒)。磁気圏活動も小規模になっています。
2006/ 1/30 10:00 放射線帯の高エネルギー電子が高いレベルです。太陽風の速度は350km/秒へ下がり、磁気圏はとても穏やかです。
最新のニュース

2006/ 1/31 11:19 更新
太陽は無黒点になっています。太陽風速度は遅く、磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽風は速度を350km/秒から310km/秒へと、更に下げています。
磁場強度も2nTと弱まったままです。
南北成分は南に北にとゆらめいていますが、その振幅は小さく+1〜-1nT程度です。
このため、磁気圏のオーロラ活動はとても静穏になっています。
シベリアの磁場データには全くと言っていいほど変化が現れていませんし、
地球規模でオーロラ活動を監視しているAE指数のグラフにも変化はほとんど見られませんでした。

SOHO EIT284で見える太陽の様子は、東半分(左半分)がのっぺりとしていて、
コロナホールに相当するような影は見えていません。
太陽風はこのまま穏やかな状態が続きそうです。

放射線帯高エネルギー電子の密度は、増加が止まり、いくらか減少しています。
まだ警戒レベルにありますが、ゆっくりと下がって行きそうです。

太陽のフレア活動もたいへん穏やかです。
X線のレベルはぐんぐんと下がっています。
太陽写真には黒点の姿は見えず、無黒点となっています。
SOHO EIT284の東端(左端)に明るい部分が無い事から、
新しい活動領域が上って来ることもなさそうです。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。