宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 1/15 15:45 更新 太陽は350km/秒へ小幅の速度上昇をしています。コロナホールの影響はまだはっきりしません。 担当 篠原 太陽風は300km/秒の低速状態からやや速度を上げ、350km/秒くらいに変化しています。 コロナホールによる高速風の兆しかもしれませんが、 太陽風磁場には変化が見られず、状況はまだよく分かりません。 本格的な速度の上昇ならば、それに先立って磁場強度が強まることがよく見られます。 (27日周期の図の、12月19日の変化を参考にしてください。IMFと書いてある青線が磁場強度です) 速度が変化したと言っても、まだ小幅なもので、依然遅めの太陽風です。 そのため、磁気圏のオーロラ活動も穏やかなままです。 太陽風磁場の南北成分は、南に、北にとゆっくりと揺れながら変化をしています。 従って、南を向いた時には小規模のオーロラを見る事ができているかもしれません。 27日前のデータを参考にすると、今夜から明日にかけて速度の上昇が始まると予想されます。 コロナホールが小規模ですので、それほど大きな乱れにはならないでしょう。 太陽も穏やかです。 黒点は見えない様ですし、X線のグラフも極小さな変動が観測されている程度です。 SOHO EIT284の太陽写真で、東の端(左の端)がやや明るくなって来たので、 やがて小規模の黒点群が姿を現すかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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