宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2006/ 1/11 12:32 更新 太陽風はとても低速(280km/秒)です。太陽には小さな黒点群がひとつ見えているだけで、こちらも穏やかです。 担当 篠原 太陽風は速度280km/秒でとても遅い状態が続いています。 太陽風磁場を見ると、半日ほど-3nTの南向きがずっと続くという変化が見られています。 普通ならばこの影響で磁気圏の活動も強まるのですが、速度がかなり遅いため、 シベリアの磁場データでは100nT程度の小さな変化しか観測されていません。 アラスカのライブカメラでも、北の空に弱いオーロラが見える程度の活動だった様です。 SOHO EIT284の太陽写真によると、コロナホールらしき影が太陽面に見えてきました。 写真では太陽の中心からやや東(左)に寄ったところに南北(縦方向)に黒い筋が見えています。 このコロナホールが2日ほどすると太陽の中心に達して、 その後3日ほど経つと、ここから飛び出した高速の太陽風が地球へやってくると予想されます。 27日周期の図を参考にすると、15日か16日頃に速度の上昇が始まるのではないでしょうか。 それまでは、太陽風、磁気圏ともに穏やかな状態が続くでしょう。 太陽のフレア活動もとても穏やかです。 太陽面には、小さな845黒点群が見えているだけです。 X線のグラフにはフレアによる細い山が見えていますが、 X線の背景強度が弱いために目立っているだけで、フレアの規模としてはとても小さなものです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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