宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 1/ 9 14:20 更新 太陽、太陽風、磁気圏と、宇宙天気は穏やかな状態が続いています。 担当 篠原 宇宙天気は穏やかです。 太陽風の速度は380km/秒から300km/秒へ下がり、かなり低速になっています。 磁場強度は5nTと普通の状態です。 ACEの図の前半部では比較的南向きの傾向(赤線がマイナスになる)が見られています。 この影響で、この時間帯に弱いオーロラ活動が発生していた様です。 シベリアで200nTの小さな変化が観測されています。 基本的に速度が遅いため、大きな活動にはなっていません。 現在は速度が更に下がっていて、磁気圏はとても穏やかになっています。 太陽風は、このまま穏やかな状態が5〜6日程度続きそうです。 27日周期の図を参考にすると、次の乱れは1月15日頃に来そうです。 (前周期では12月19日に太陽風が乱れています) 太陽のフレア活動もとても穏やかです。 黒点群は小さな845群が東の方に見えているだけです。 X線のグラフでは、強度が更に下がっていて、 活動的な領域がほとんど見えていない事を示しています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|