宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2006/ 1/ 4 11:13 太陽風は通常レベルの速度で安定しています(420km/秒)。磁気圏は穏やかです。
2006/ 1/ 5 10:01 太陽風の速度が下がっています(350km/秒)。磁気圏はとても穏やかです。
2006/ 1/ 6 11:10 遅めの太陽風が続いています(350km/秒)。弱い南向き磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が発生してます。
2006/ 1/ 7 13:17 太陽風は静穏な状態を続けています。南向き磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が発生しています。
2006/ 1/ 8 09:13 太陽風は通常の速度が続いています。時々、小規模のオーロラ活動が見られています。
最新のニュース

2006/ 1/ 9 14:20 更新
太陽、太陽風、磁気圏と、宇宙天気は穏やかな状態が続いています。

担当 篠原

宇宙天気は穏やかです。
太陽風の速度は380km/秒から300km/秒へ下がり、かなり低速になっています。
磁場強度は5nTと普通の状態です。

ACEの図の前半部では比較的南向きの傾向(赤線がマイナスになる)が見られています。
この影響で、この時間帯に弱いオーロラ活動が発生していた様です。
シベリアで200nTの小さな変化が観測されています。
基本的に速度が遅いため、大きな活動にはなっていません。
現在は速度が更に下がっていて、磁気圏はとても穏やかになっています。

太陽風は、このまま穏やかな状態が5〜6日程度続きそうです。
27日周期の図を参考にすると、次の乱れは1月15日頃に来そうです。
(前周期では12月19日に太陽風が乱れています)

太陽のフレア活動もとても穏やかです。
黒点群は小さな845群が東の方に見えているだけです。
X線のグラフでは、強度が更に下がっていて、
活動的な領域がほとんど見えていない事を示しています。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。