宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2006/ 1/ 7 13:17 更新 太陽風は静穏な状態を続けています。南向き磁場の影響で、小規模のオーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 太陽風は穏やかな状態が続いています。 速度は350km/秒からゆるやかに380km/秒くらいに上がる変化が見えている程度です。 ここ数日予想してきた、周期性の乱れは現れていません。 磁場強度が一時10nT近くに強まり、速度上昇の前触れかとも思われましたが、 その後下がって、5nT近くに戻っています。 もう1〜2日様子を見る必要がありますが、 SOHO EIT284の太陽写真でもコロナホールが見えている部分ではありませんでしたので、 高速風の領域が消えてしまった可能性もあります。 太陽風磁場の南北成分は、 今日のACEの図の前半部分で-5nTくらいの南向きを安定的に続けていました。 速度が遅いため、活発なものではなかったでしょうが、 ある程度のオーロラ活動が連続的に発生していたのではないでしょうか。 シベリアで300nTくらいの磁場変化が、 GOES衛星の磁場データでも磁気圏の活動が観測されています。 太陽では、黒点群たちがいよいよ西に没してしまいました。 ほとんど無黒点の様な太陽写真です。 ただ、よく見ると、東の端(左の端)に小さく黒点らしきものが見えています。 明日の写真になるともうすこしはっきりするでしょう。 いずれにせよ小規模な黒点群であり、フレア活動は見られておらず、穏やかな太陽が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|