宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/12/30 13:34 高速の太陽風が続いています(650km/秒)。磁気圏活動はやや穏やかになっています。
2005/12/31 14:06 CMEが観測されています。1日の夕方以降影響があるかもしれません。太陽風の速度は低下を続けています(570km/秒)。
2006/ 1/ 1 10:37 太陽風の速度は450km/秒まで下がっています。今日の夕方以降、太陽風が乱れる可能性があります。
2006/ 1/ 2 11:51 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。乱れは小規模で、目立った影響は発生していません。
2006/ 1/ 3 10:03 太陽風は穏やかです。速度は450km/秒です。磁気圏の活動も穏やかです。
最新のニュース

2006/ 1/ 4 11:13 更新
太陽風は通常レベルの速度で安定しています(420km/秒)。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風は速度420km/秒と通常の状態を続けています。
特に乱れは観測されず、穏やかなままです。
太陽風磁場の強度は5nTで、こちらも普通の状態です。

オーロラ活動と関係深い南向き磁場は、-2nTくらいの弱い南向きが見られていますが、
速度が低めであることもあって、目立ったオーロラ活動にはつながっていません。
シベリア磁場データで200nTくらいの小さな変化が観測されている程度です。
その他の観測データを見ても、磁気圏は穏やかだったようです。

27日周期の図を見ると、前周期の12月10日頃から太陽風速度の上昇、
それに伴う磁場強度の強まりなどの乱れが発生しています。
今周期に対応させると、明後日の1月6日頃が乱れの開始に当たります。
ただし、SOHO EIT284の太陽写真(昨日と同じ写真になっています)を見ると、
この高速風に対応するコロナホールは見えていません。
前周期はSOHO EIT284の観測が停止していたため、比較することができません。
今回どのような太陽風の変化が発生するか、注目されるところです。
もし、前周期と同様の変化が発生すると、2日程度オーロラ活動が活発化するでしょう。

放射線帯の高エネルギー電子は、レベルを下げたままで安定しています。

太陽のフレア活動もとても穏やかです。
X線のグラフでは、穏やかな時のレベルそのものもずいぶんと下がっています。
黒点群たちは更に西に傾いていて、このまま消えて行くと、無黒点になるかもしれません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。