宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/12/18 12:06 太陽風は310km/秒ととても低速です。太陽フレアも穏やかな状態が続いています。
2005/12/19 12:50 太陽風は低速状態が続いています。太陽もとても穏やかです。
2005/12/20 12:19 コロナホールによる太陽風の乱れが始まりました。オーロラもやや活動的になっています。
2005/12/21 13:17 太陽風は600km/秒まで上がりました。既に低下傾向にあります。オーロラも活発でした。
2005/12/22 12:50 太陽風の速度は低下を続けています。オーロラはやや活発です。
最新のニュース

2005/12/23 13:25 更新
太陽風は通常の速度(420km/秒)に下がっています。磁気圏はとても穏やかです。

担当 篠原

太陽風はゆっくりと速度を下げています。
昨日の450km/秒から、現在は420km/秒と通常の速度レベルに下がりました。
太陽風磁場も、強度が4nTくらいにやや弱まっています。
南北成分はやや北寄りの傾向が見られ、南に向いても弱い強度です。
このため、磁気圏はとても穏やかになっています。
シベリアの磁場データでは、NOKのデータしか記録されていませんが、
全く変化が見えていません。
他の観測データも同様にとても静穏でした。

太陽風はこのまま穏やかな状態を3〜4日続けるでしょう。
その後、コロナホールによる高速太陽風がやってきます。
コロナホールはSOHO EIT284の写真の左側に次第に姿を現してきました。
また、高速風の1日ほど前には、太陽風磁場のセクター境界が来ると思われます。

太陽のX線データでは、小さなCクラスの小規模フレアが2回ほど観測されています。
これは、太陽の北東(左上)に見えてきた838黒点群が起こしているものです。
今日の太陽写真には番号はまだ書かれていませんが、中心から左上に黒点群の姿が見えています。
今のところ規模は小さいので、大きなフレアを起こす事はありません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。