宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/12/22 12:50 更新 太陽風の速度は低下を続けています。オーロラはやや活発です。 担当 篠原 今日は冬至です。 宇宙天気に季節は関係なさそうに思われますが、 地球の自転軸の太陽に対する傾き具合が変化するために、統計的には影響が見られます。 例えば、春と秋は宇宙天気が乱れやすくなるという傾向が知られています。 地球はコロナホールの高速風領域を抜けつつあります。 太陽風の速度は順調に低下を続けていて、450km/秒まで下がりました。 速度の低下は一旦止まった様に見えますが、今後もゆっくりと低下する傾向を示すと思われます。 27日周期の図を参考にすると、もう1〜2日ほどかけて400km/秒まで下がっていくのではないでしょうか。 その後、低速状態が3日ほど続いて、次の高速風がやってきそうです。 SOHO EIT284の太陽写真の、左端付近にほんのり暗くコロナホールらしき影が見えています。 これが太陽の中心に進み、速度の高い太陽風を地球にもたらします。 速度の上昇は12月27日くらいになりそうです。 シベリアの磁場データを見ると、オーロラ活動はやや活発に続いている様です。 500nTくらいの変化が観測されています。 太陽風の磁場変化を見ると、磁場強度が8nTとやや強く、 南北成分が-5nTくらいの大きさで南を向く事が度々見られています。 その影響でしょう。 今後は速度が低下して行き、磁場強度も弱まっていくと思われますので、 オーロラ活動もより低調になっていくでしょう。 太陽はとても穏やかです。 837黒点群もやや小さくなった様に見えます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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