宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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オーロラ(衛星) (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/12/12 14:35 太陽風の速度が上がり(550km/秒)、オーロラが活発になっています。コロナホールの影響と思われます。
2005/12/13 15:54 太陽風速度は400km/秒に下がっています。オーロラがやや活発でした。
2005/12/14 17:34 太陽風の速度がやや上がっています。磁気圏は穏やかです。
2005/12/15 12:30 太陽風の速度は下がり、通常レベルにもどっています。磁気圏は静穏です。
2005/12/16 14:05 太陽風のセクター境界を越えつつある様です。磁気圏はとても穏やかです。
最新のニュース

2005/12/17 13:04 更新
セクター境界の切り替わりはほとんど続きませんでした。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

昨日のニュースで、太陽風磁場のセクター境界を迎えたとお知らせしましたが、
今周期はセクターの切り替わりが非常に短くなっていて、
3時間ほど続いたところでまた元の方向に戻ってしまいました。
ACEの図の16日16時(世界時16日7時)頃の、水色の線が下がっている部分です。
その後、17日2時(16日17時)頃にももう一度切り替わりが起こっていますが、
これも1時間ほどで戻っています。
27日周期の図を見ると、前周期は3日ほど切り替わった状態が続いていたのですが、
今周期はこれがほぼ消えてしまったのかもしれません(もう数日様子を見る必要はあります)。

太陽風はゆっくりと速度が下がっていって、320km/秒と遅い状態が続いています。
太陽風磁場は5nT。
南北成分は弱く、南や北にゆっくり振れています。
その南向きの影響で、シベリアでは400nTくらいの弱い変化が観測されています。
太陽風も、磁気圏も、今後も概ね穏やかな状態が続くでしょう。

太陽のフレア活動も概ね穏やかです。
西の端に見える836黒点群が、Cクラスの小さな小規模フレアを2回起こしています。
その他の黒点群は穏やかです。
836黒点群はやがて没しますので、今後の太陽も穏やかな状態が続くでしょう。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。