宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/12/16 14:05 更新 太陽風のセクター境界を越えつつある様です。磁気圏はとても穏やかです。 担当 篠原 地球は、太陽風のセクター境界を通過しつつある様です。 ACEのグラフの右端で、水色の線(太陽風の磁場の方向を示しています)が、 ポンと跳ねた様に変化しています。 まだ、もうしばらく様子を見る必要がありますが、昨日のニュースでお知らせしたような、 太陽風磁場の変化が起こっているのだと思います。 太陽風の速度は、昨夜から300km/秒くらいまで下がった状態が続き、 現在は380km/秒くらいに上がっています。 通常の速度レベルに戻ったという程度です。 磁場のグラフは、強度(白線)は7nTくらいが続いていましたが、 最後のところで急に強度が0近くに下がっています。 この変化はセクター境界と関連した変化でしょう。 現在の磁気圏はとても穏やかです。 速度が下がっていたことや、磁場も概ね北寄りに推移していたためです。 セクター境界を越えた事で、今後どのように様子が変わるか注目されます。 (ただし、大きな乱れが発生する事はありません) 太陽はとても穏やかです。 フレア活動はごく小さな輝きが観測されている程度です。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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