宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2005/12/11 12:29 更新 太陽風は、磁場が南寄りを続け、速度は400km/秒に戻りました。オーロラ活動がやや活発になっています。 担当 篠原 太陽風磁場の南向き傾向が続いています(ACEデータの赤線がマイナスに変化している)。 -5nTくらいの南向きが長い時間現れています。 速度もやや上がって、400km/秒と、通常の速度程度ですが回復しています。 昨日からの磁場強度の強まりは、この速度の上昇(小幅ですが)と関係した変化だったのかもしれません。 27日周期の図で前周期の変化と比較すると、前回よりも乱れ方が大きくなっています。 コロナホールなど、太陽面の様子が変わりつつあるのかもしれません。 気の早い話ですが、27日後の変化の様子が楽しみです。 速度がやや上がったこともあり、オーロラの活動が強まっています。 シベリアの磁場データを見ると、600nTくらいのやや活発な変化が観測されています。 極域の空はなかなかにぎわっているのではないでしょうか。 27日周期の図を参考にすると、この傾向はもう2日くらい続きそうです。 太陽写真では、東の端から834、835の2つの黒点群が上がってきました。 黒点の規模は小さく、フレア活動もほとんど見らません。 穏やかな状態が続きそうです。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|