宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/12/ 4 10:59 更新 826黒点群はやや落ち着いています。太陽風の速度は下がり始めました。 担当 篠原 826黒点群の活動はやや落ちついています。 昨日のニュース以降は、Cクラスの小規模フレアを数回起こしただけに留まっています。 826黒点群は規模を縮小しつつあるという情報がありますが、 引き続き注意する必要があるでしょう。 東から新しく上がってきた黒点群は、830という番号が付けられています。 昨日、2日16時半(世界時2日7時半)にC5.3の小規模フレアを起こしました。 大きな黒点群ではありませんでしたので、激しい活動を起こすことはないでしょう。 太陽風は速度をゆっくりと下げ始めています。 700km/秒から650km/秒へ一日かけてゆっくりと変化しています。 今日はさらにその傾向がはっきりして、速度は更に低下を続けるでしょう。 一方、2日から3日にかけて発生した中規模フレアで発生したCME(太陽ガスの放出現象)の影響が、 明日、5日の昼以降に地球へ届く可能性があります。 太陽風の速度が急に上昇し、磁場が乱れる事で、磁気圏の活動を活発にする可能性があります。 その時運ばれて来る、太陽風磁場の南北成分に依存しますが、 南向きが強まると、激しいオーロラ活動や、磁気嵐が発生することがあります。 GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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