宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/11/30 16:06 更新 高速太陽風が到達しました。 担当 北村 昨日お伝えしたコロナホールの影響は、思ったより早く地球に到達し、 20時頃より太陽風速度の上昇が見られました。 太陽風磁場の南北成分の変化を見ると、速度が上昇を始める5時間 位まえから、変動が大きくなっているのが分かると思います。 これは、高速太陽風に伴う典型的な変化です。 この変化に伴い21時頃から太陽風磁場が大きく南を向くと、 シベリアの磁場データには大きな変動が見られ、オーロラ嵐が 発達し、磁気圏はやや荒れた状態になりました。 このコロナホールの影響は今後もしばらく続くと思われます。 その一方で、太陽のX線のデータを見ると久しぶりに Cクラスの太陽フレアが発生しています。 これは、活動領域824で発生しました。 太陽からの高エネルギー粒子の飛来や、 静止軌道の高エネルギー電子等の大きな増加は見られませんでしたが、 今後の推移には注意が必要です。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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