宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/11/27 14:28 太陽風の速度は350km/秒に下がっています。磁気圏は静穏です。
2005/11/28 17:55 太陽風速度がやや上昇しました。(410km/秒)
2005/11/29 16:37 太陽風速度がやや上昇しました。(430km/秒)
2005/11/30 16:06 高速太陽風が到達しました。
2005/12/ 1 13:30 高速太陽風が続いています(700km/秒)。オーロラもやや活発です。
最新のニュース

2005/12/ 2 11:50 更新
高速の太陽風が続いています(700km/秒)。826黒点群が小規模フレアを頻繁に起こしています。

担当 篠原

高速の太陽風が続いています。
太陽風は引き続き700km/秒と高速状態を保っています。
27日周期の図を見ると、高速風領域に入って3日目に入った事が分かります。
前周期のデータと比較すると、今日あたりが高速風の中心部にあたる様です。

太陽風の磁場は強度が5nTでほぼ安定しています。
概ね北向きに推移していて、-3〜-5nT程度の南向きが比較的短い時間見られることがあります。
南向きはあまり続きませんが、速度が速いためにオーロラ活動は刺激を受けて、
小規模ですが頻繁に発生している様です。
シベリアの磁場データを見ると、200〜400nTの変化が何度も現れています。

高速太陽風は明日いっぱい続くでしょう。
明後日以降は次第に速度が下がっていきそうです。
磁場強度も落ちて、オーロラ活動は次第に弱まっていくでしょう。

太陽では、826黒点群が活発な活動を続けています。
Cクラスの小規模フレアを何度も発生させています。
Mクラスの中規模フレアを起こす可能性も高まっていますので、注意が必要です。
826黒点群の左に小さな新しい黒点群が現れています。
ここも小規模なフレア活動を見せており、今後の変化に注意が必要でしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。