宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/11/29 16:37 更新 太陽風速度がやや上昇しました。(430km/秒) 担当 北村 太陽風の速度は、昨日からやや減速しましたが、本日の18時頃から 再び上昇傾向に転じています。 太陽風の磁場の南北成分の変動(赤線)を見ると、概ねゼロ付近で 推移していますが、ところどころで-5nTくらいまで南向きになることが あります。 シベリアの地磁気データを見ますと、全体的には静穏な状態ですが、 12時付近で大きく磁場が乱れているのが分かります。 太陽風磁場が南に転じたのに応じて、オーロラ嵐が発生していると 考えられます。 SOHO EIT284の画像を見ますと、コロナホール(暗い部分)がほぼ 正面に位置しているのが分かります、ここから噴出している高速の太陽風が 2-3日後には地球に到達すると思われます。 また、東の端(向かって左側)からは、黒点群826に伴う少し明るい領域が 現れてきました。 GOESの太陽X線を見ると今のところ、大きなフレアは起こしていませんが、 今後の推移を見守りましょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC シベリアで観測された3日間の磁場データ 右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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