宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/11/19 10:34 太陽風は速度がやや上がっていますが、静穏です。磁気圏も概ね穏やかです。
2005/11/20 14:03 19日21時(世界時19日12時)頃にCMEによる太陽風の乱れが届いた様です。
2005/11/21 12:26 太陽風は穏やかですが、南向き磁場の影響で小規模のオーロラ活動が見えています。822黒点群は縮小傾向にあります。
2005/11/22 13:05 太陽風は低速になっています(320km/秒)。磁気圏も静穏です。
2005/11/23 20:37 太陽風の速度が通常レベル(430km/秒)に戻っています。オーロラ活動が活発になりそうです。
最新のニュース

2005/11/24 14:06 更新
太陽風は一時高速(500km/秒)になりましたが、現在は400km/秒に戻っています。磁気圏は概ね静穏です。

担当 篠原

昨夜のニュースの後、太陽風はもう少し速度を上げ、500km/秒に達しました。
しかし、500km/秒に達したところで低下を始め、
緩やかに下がって、現在は400km/秒の通常の速度に戻っています。
一方、磁場強度は10nTに上がったままです。
南北成分は小さく、+3nTと-3nTの間を揺れている状態です。

オーロラは弱い活動がシベリアの磁場データに見えています。
400nT程度の変化幅です。

今後の展開ですが、27日周期で前周期の変化を参考にすると、
この後は速度も遅くなり、穏やかな太陽風が5日近く続きそうです。
ただ、太陽風の磁場強度が強まったままなのが気になります。
SOHO EIT284の太陽写真には、南半球(下側)に細いコロナホールが見えています。
前周期はここからの影響はありませんでしたが、今回いくらか影響があるのかもしれません。

太陽は穏やかです。
822黒点群は間もなく太陽の向こう側に去りそうです。
824群は小さく、フレア活動は起こしていません。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。