宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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衛星電子 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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Alaskaカメラ (SALMON)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/10/27 18:23 太陽風は高速状態を続けています(500km/秒)。オーロラ活動も見られています。
2005/10/28 12:10 太陽風はやや高速です(450km/秒)。南向き太陽風磁場に合わせて、オーロラの活動が見られています。
2005/10/30 20:57 太陽風は低速で(340km/秒)、宇宙天気は穏やかです。
2005/10/31 13:01 太陽風の速度がやや上がっています(400km/秒)。コロナホールが姿を見せています。
2005/11/ 1 10:41 太陽風磁場の大きな南向きによって、オーロラ活動が活発になっています。
最新のニュース

2005/11/ 2 12:06 更新
太陽風速度は減少し、宇宙天気は穏やかな状態です。

担当 北村

昨日のお知らせした太陽風磁場の強まりが通過した後は、
太陽風は比較的静穏な状態に戻っています。
速度は、徐々に下がっていって
1日の22時頃には350km/s程度まで遅くなっています。

沖縄磁場変動を見ると、31日にやや減少していた磁場が、
1日にかけて徐々にもとのレベルに戻っていく様子が分かります。

大きな特徴としては、1日の13時から20時にかけて、
太陽風磁場の南向き成分が、弱い南向き(-5nT程度)
を継続している点が挙げられます。
シベリアの磁場データを見ますと、
1日の16時頃から磁場の強度が大きく減少しています。
これは、先述の太陽風磁場の南向き成分に起因したオーロラ嵐を表しており、
この時間磁気圏活動が活発であったと思われます。

太陽活動は静穏で、黒点の状態は領域818に若干黒点群が
見られますが、大きなX線フレアーは発生しておりません。
その一方で、SOHO EIT284の図で分かるように、
コロナホールが徐々に正面に向いてきています。
もう数日すると、このコロナホールの影響によって太陽風速度が上昇するでしょう。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



シベリアで観測された3日間の磁場データ
右側の3分の1が、昨日のデータになります。グラフが上がったり下がったりすると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。