宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/10/26 10:53 更新 太陽風の速度がやや上がり(450k/秒)、オーロラ活動が発生しています。 担当 篠原 太陽風の速度が上がって、450km/秒とやや高速になっています。 先日より太陽面に見えていたコロナホールの影響が及び始めたようです。 ACEの観測によると、速度は半日ほどかけてゆっくりと上昇しました。 25日21時(世界時25日12時)頃からは450km/秒でほぼ安定しています。 太陽風の磁場強度も10nTに強まり、 しかも-5nT程度で比較的安定して南向き(赤線がマイナス)を続けています。 このため、磁気圏の活動が活発になっています。 シベリアの磁場変化を見ると、プラス、マイナスと両方に大きく変化しています。 最大と最小の差は800〜1000nTくらいになり、 AE指数で考えると、活発なオーロラ活動が続いている様子です。 残念ながらアラスカは曇っていて、ライブカメラの映像を見ると、 雲の上でオーロラが輝いて周囲が明るくなったりしています。 雲の上ではきれいなオーロラが見えていたのでしょう。 コロナホールは東西に広く延びていましたので、太陽風の乱れはもう数日続くと思われます。 速度がこれ以上大きく上がる事はないと思います。 ACEのデータでは、太陽風の磁場が北寄りの傾向になっているようで、 今後のオーロラ活動がどうなるか注目されます。 ACEデータの赤線がプラス寄りに変化する様になると、オーロラ活動は弱まります。 GOES衛星の観測では、放射線帯の高エネルギー電子密度が上がって、 グラフに変化が見える様になっています。 このところ極端に下がってしまっていましたが、普段の状態に戻った様です。 太陽は現在もとても穏やかです。 X線のグラフは相変わらず最低レベルをたどっています。 黒点はなくなっている様です(写真には817の番号がありますが)。 静かな日がずいぶんと続いています。 シベリアのオーロラ帯の磁場データ。3日分のデータを示しています。右端の3分の1が昨日のデータです。 (c) NICT SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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