宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/10/20 12:56 更新 太陽風はやや遅く、穏やかですが、南向き磁場のためにオーロラ活動は見られています。 担当 篠原 太陽風は穏やかな状態で安定しています。 速度は370km/秒でやや遅め。磁場強度も5nTと普通のレベルでほぼ安定しています。 磁気圏への影響を決める、磁場の南北成分を見ると、 弱い南向き(-3nT前後)が今日の図の前半部分に見られています。 この影響でしょう、シベリアの磁場データを見ると、今日もやや活発な変化が観測されています。 昨夜の変化では、-500nTくらい下がっています。 この3日間、比較的似たような太陽風が続いていた(速度やや遅めで、弱い南向き磁場)事もあり、 同じ変化が3回繰り返す様に現れています。 太陽風はこのまま穏やかな状態が続きそうです。 SOHO EIT284の太陽面の中心からやや北(上側)に見える、 小さなコロナホールが地球にいくらかの影響を及ぼす可能性がある程度です。 明日、明後日くらいに小規模な太陽風の乱れが発生するかもしれません。 また、同じくSOHO EIT284の太陽写真の、 中心からやや左下にももう少し大きめのコロナホールが見えています。 こちらは4〜5日後くらいに地球に影響が及ぶ位置に来ます。 こちらのほうはしっかり見えていますので、太陽風にもはっきりと変化がみえるかもしれません。 それでも、小規模の乱れにとどまるでしょう。 太陽のフレア活動もとても静かです。 X線のグラフは全く変化が無く、いまやAクラスのレベルすら切ってしまいそうな気配です。 太陽黒点は中心に小さく1個見えているだけです。 太陽も穏やかな状態が続くでしょう。 シベリアのオーロラ帯の磁場データ。3日分のデータを示しています。右端の3分の1が昨日のデータです。 (c) NICT SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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