宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2005/10/14 11:31 太陽風の速度は通常レベル(380km/秒)です。小規模のオーロラ活動が見られています。
2005/10/15 09:53 太陽風の速度がとても遅くなっていて(320km/秒)、磁気圏はとても静かです。太陽活動も静かです。
2005/10/16 14:42 太陽風は速度がやや上昇していますが、まだ低速(360km/秒)です。小規模なオーロラ活動が発生しそうです。
2005/10/17 12:21 太陽風磁場が南向きを続けていて、オーロラがやや活動的になっています。今夜は小さな月食が見られます。
2005/10/18 11:49 太陽風の速度は350km/秒へ下がりました。南向き磁場のためオーロラはやや活発でした。
最新のニュース

2005/10/19 10:48 更新
太陽風は穏やかです(速度360km/秒)。小規模のオーロラ活動は見られています。

担当 篠原

太陽風は速度360km/秒前後と、やや遅めの状態で安定しています。
太陽風磁場も強度5nT前後と普通のレベルで安定しています。
太陽風は、穏やかな状態が続いています。
磁場の南北成分は、ゆっくりと南北に変化していて、
南向きになったときには極域にオーロラ活動を起こしています。

アラスカのライブカメラの動画を掲載します。
月がまだ大きいため、写真では昼間の様に明るい雪景色と青空になっています。
純粋にオーロラの光を楽しむには不利ですが、
アラスカの冬景色とともにオーロラを楽しむのもいいものです。
(実際に人間の目で見た時にも、こんなに明るいわけではありません)

シベリアの磁場データでも、小規模のオーロラの活動が観測されています。
振幅にして-300nTの変化が観測されています。
ただし、2日前、3日前よりはおとなしくなっています。
今後も太陽風、オーロラ活動はこの様な状態が続くと思われます。

太陽のフレアもとても穏やかです。
X線のデータには全く変化が見られません。
黒点も小さなものが1個見えているだけです。
(相変わらず番号を付けてくれませんが、815黒点群です)



アラスカで撮影された、オーロラの様子(30分間)。満月近い月のため、明るい雪景色の中でオーロラが光っています。
(c) NICT/SALMON


シベリアのオーロラ帯の磁場データ。3日分のデータを示しています。右端の3分の1が昨日のデータです。
(c) NICT


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。