宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/10/16 14:42 更新 太陽風は速度がやや上昇していますが、まだ低速(360km/秒)です。小規模なオーロラ活動が発生しそうです。 担当 篠原 昨日のニュース以後に、太陽風に変化が見られています。 ニュース発行直後に、太陽風磁場のセクター境界を越えました。 また、磁場強度が4nTからわずかですが5〜6nTに強まっています。 そして、太陽風の速度にも変化が見られ、 300km/秒とかなり遅かったものが、360km/秒にまで上がっています(まだ低速状態ですが)。 かなり遅れましたが、コロナホールの影響が見られているのかもしれません。 速度はもうしばらく上昇するかもしれません。 それでも、ここから大きく上がることはないでしょう。 その後は再び速度が下がって、穏やかな太陽風が続くでしょう。 太陽風の速度がかなり遅かったため、磁気圏はとても静かでした。 現在は、速度が回復してきた事と-5nTの南向きの太陽風磁場が発生していますので、 オーロラなどの磁気圏活動が小規模で発生していると思われます。 シベリアのデータでは、昨夜は全く活動が見られなかった様です。 今夜はどうなるでしょうか。 太陽面では815黒点群(写真には番号が付いていません)が姿を見せています。 小さな黒点群で、フレア活動は見られません。 GOES衛星のX線グラフはとても穏やかです。 太陽もこのまま静かな状態が続くでしょう。 シベリアのオーロラ帯の磁場データ。3日分のデータを示しています。右端の3分の1が昨日のデータです。 (c) NICT SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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