宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)
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| 当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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| 太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 | |
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2005/10/13 11:23 更新 太陽風は400km/秒で、通常の速度に下がっています。磁気圏はとても穏やかです。 担当 篠原 太陽風は順調に速度を下げています。 昨日の440km/秒から、現在は400km/秒まで下がっています。 磁場強度は4nT前後と変わりありませんが、 南北成分が北寄りの傾向を強めています(ACEのグラフの赤線が、プラス側に偏っています)。 このため、オーロラなどの磁気圏活動はとても穏やかになっています。 シベリアのオーロラ帯で観測した磁場データを1枚目の図として掲載しています。 3日分のデータを示しており、右側の3分の1が昨日のデータです。 ほぼ一直線になっていて、全く変化が見えていません。 一方、左端3分の1と、真ん中3分の1には、プラス、マイナスの方向の違いはありますが、 小規模の変化が見えています。 これは、これらの観測点上空でオーロラなど磁気圏活動に関係する電流が流れていた事を示しています。 一昨日、3日前には、小さいながらも磁気圏では活動が見られていました。 それらと比べると、昨日はとても穏やかだったようです。 穏やかな太陽風はまだしばらく続きそうです。 SOHO EIT284では、太陽の中心付近に細いコロナホールが見えており、 明日、明後日頃から地球へ影響が及ぶ(太陽風の速度が上がる)可能性があります。 ただし、コロナホールの規模は小さいので、乱れも小規模に終わるのではないでしょうか。 その後は、再び穏やかな状態が続くでしょう。 太陽のフレア活動も概ね静穏です。 細い、小さな変化がGOES衛星のX線グラフで見えていますが、どれもとても小規模なものです。 活動を起こしている領域は804番と呼ばれているようですが、 ここに掲載している太陽写真では、黒点の姿を見る事はできません。 太陽活動も、このまま穏やかに推移するでしょう。 シベリアのオーロラ帯の磁場観測。3日分のデータを示しています。右端の3分の1が昨日のデータです。 (c) NICT  SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC  沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT  GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC  SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA)  27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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