宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/10/ 8 09:13 更新 太陽風にコロナホールの影響が見られています(420km/秒)。今後更に速度が上昇していくでしょう。 担当 篠原 コロナホールの影響が始まった様です。 7日19時(世界時7日10時)から太陽風の速度が上昇を始めています。 それまで330km/秒とかなり遅かった太陽風が、 緩やかに上昇を続けて、現在420km/秒にまで上がっています。 ただし、これは普通の太陽風の速度で、高速風と呼ぶほどには上がっていません。 また、太陽風の磁場強度も強まっています。 太陽風速度の上昇とともにこちらも強まっていて、現在は10nT前後で推移しています。 コロナホールの太陽風変化では、速度が上昇するところで磁場が強まる傾向があります。 従って、速度は引き続き上昇を続けると思われます。 SOHO EIT284の太陽写真を見ると、高速風の発生原因であるコロナホールが、 太陽の西側(右側)にせり出してきました。 目安として、コロナホールが太陽の中心と、西の端(右端)との中間点に来ると、 地球に風が届くようになります。 とすると、今回のコロナホールの中心が地球に影響を及ぼす位置に来るのはこれからです。 AE指数のグラフは停止したままです。 その他のデータを参考にすると、オーロラ活動がやや活動的になってきている様です。 ACEの太陽風データを見ると、-10nTもの南向き磁場が発生したりしており、 今後速度が上昇すると一段と活動は活発化するでしょう。 太陽では813黒点群は規模を縮小しているようです。 フレア活動は全く見られず、とても穏やかな太陽活動になっています。 この状態は今後も続きそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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